幼児教室の種類と幼児教育

幼児教育と理科教育の編集ライター
岡田亜紀子です🙂



幼児教育や幼児教室というと、
どのようなものを思い浮かべますか?


新年になったら、何か新しいことを


と考えている方、多いと思います。



新年度からの習い事だと、
年明けから体験教室が始まりますね。
 


今日は、幼児教室の種類について書きたいと思います。


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幼児教室は、大まかに以下の4種類に分けられます。

(ア)能力開発系

(イ)知育系

(ウ)お受験系

(エ)専門系


具体的に見ていきましょう✨


(ア)能力開発系


「子どもはみんな天才」


「脳は鍛えれば誰もが天才」


といった考えがベースにあります。


お教室のPRでも、

右脳開発

左脳開発

全脳

といったキーワードが見られ、

脳が最も成長する3歳から5歳まで

の間に、
脳を刺激して目覚めさせることを目的としています。

使用する教具にかなり特徴があったりします。



(イ)知育系


脳の発達段階に応じて、

その年齢でできることがきちんとできるように

また、

考える習慣がつくように

遊びを通して

学んでいく教室です。


例えば、数の認識では、
  • 3歳ごろまでに3までの理解
  • 年長のころまでに10までの数と集合数の認識
  • さらに年長になると、算数の基礎となる加減や分割が、現象として把握できる

という発達段階があります。


でも、これらは、ほっといても
勝手に発達する能力、
子どもに身につくことではありません。

3歳までに

「パパとママと自分」で「3人」

「飴が3個あったら、パパとママと自分で分けられる」

「ケーキが2個しかないと、パパとママと自分が1個ずつ食べられない」

等の場面に遭遇したときに、

きちんと大人がアシストしたかどうか

によります。


こういった「日常の場面や遊び」のなかで

親子ともに気づき、そして学んでいく教室が、知育系のお教室です。


例えば、先程の数の認識では
  • 幼児期に数がきちんと数えられない
  • 集合数がわからない
  • 加減や分割の現象が頭の中に定着していない
と、算数の初期、小学校1年で早くも躓くことが、研究からわかってきています。


基本的には、今すぐ何かが素晴らしくできることよりも、

小学校、中学校...

と大きくなってからの後伸び力を期待する教室です。



(ウ)お受験系


言葉通り、お受験に向けた教室です。

ただし、やっていることは(イ)知育系と大差はありません。

完成度、ゴールが異なります。



受験系のお教室では、
その年齢でできるとされていること、
発達しているべき能力が、
100パーセント身につくように、
日々のプログラムが組み立てられています。



(エ)専門系


専門系は、1つの分野を専門に、特化して教えている教室です。

メジャーなのは、

音楽(ピアノ、バイオリン、ソルフェージュetc.)

英語

体操

水泳

などです。


「7歳までにしか身につかないもの」


というのが、特に運動分野でははっきりしてきており、
今後も注目されています。
 

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幼児教室を決める際には、
3歳頃までなら、子どもの将来を考えて、
子どもが自分で好きな道を選んだ時に力を発揮できるベース作りに力を入れ、
さらに、子どもも親も子育てについて相談できるところがいいと思います。


また4歳、5歳以降は、上記に加えて、
小学生になってからも通い続けられる
という点も加味してもいいと思います。


知育系のお教室などでは、幼児期に通っていないと小学生クラスに入れないところもありますし。




少しでも参考になれば幸いです。


幼児教育、理科教育トレーナー
編集ライター 岡田亜紀子

理科教育と幼児教育の編集ライター〜チャイルドマインダー、幼児教育トレーナーの視点から〜

生け花もプリザーブドフラワーも好きだけど、子育ては発見の連続で本当に楽しい&理数教育や幼児教育の経験を活かした仕事について綴ります。

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