学校選びについて思うこと(2)

こんにちわ!
岡田亜紀子です。


普段、のんびり、ある意味本業から離れた話題が多かったため、
がっつり教育に対して意見を述べたら
反響が大きかったです!
読んでくださった方々、ありがとうございます。


前回の「学校選びについて思うこと」では、

子どもの教育環境=学校選び
学校は
公立だからいいとか私立だからいいとかではない
有名校だからいいとも限らない

どういう先生がいてどういう授業を展開していて、どういうメンバーで構成されているか、
中身が大切
確認すべきこと
と述べさせていただきました。

弊社の高校営業には、メイツさんと呼ばれる短期間契約の方々がいらっしゃるのですが、
お子さんが高校受験を控えているから、パンフレットや説明会ではわからない学校の情報を得るために、
どの教科にどういう教え方をする、熱意のある先生がいるか
自分の目で確かめるために
お仕事されている方も多いです。


この先生はどういう視点で教科書の内容や教材を選ぶのか、
何を使命として教師をされているのか、
試験問題はどう作りどう評価しているのか、
変化に柔軟に対応しているのか、
研究会などに積極的に参加しているのか、
etc

私も、息子が高校受験する事があれば、メイツをやろうかな、と考えるくらいです。



でも、どれだけ調査して納得して入学しても、
クラスメートがどうなるかはわからないし、先生方も定期的に異動されたり転職されたりします。

『人は環境がつくる』
『環境は人がつくる』

保育園、幼稚園、学校という教育の場は、どうしても変化していきます。
また、学校では全教科ベストだと思えることはなくて、まぁしょうがない
という感じに決めざるを得ないことも多いです。
   

そうなったときに、人が育つ上で安定し続ける環境と考えると
それは、「家庭」になります。

家庭環境が一番長い幼少期の教育って
どのくらい意識されている人がいるんだろう?
と思います。


私は仕事柄、理科系の先生と話す機会が多いのですが、
「学習内容と日常生活のつながり」
がわからない先生や生徒が多い、
日常生活はサイエンスで溢れているのに気づけない、
言葉でしか覚えておらず、それが身の回りで起きても気付けず事故を起こす
etc


探究的な学習展開に移行するにあたり、一部の先生方から
「先生も生徒も、バックグラウンドに持っているものが何か、で大きく変わる」とのご意見が出ています。


学校回りをしていても、同じ学校の中でも、新しい教育に関心が高い先生、「うちは受験関係ないし」と従来型でいいと言い切っちゃう先生、様々です。
 

これからの教育では、
幼少期の経験を、きちんと知識として整理してインプットしているのか、
インプットした知識を、学校など集団で学ぶ場で使い、より深めることができるか
が求められています。


ゆとり教育が終わりを告げた今、
この20年間では最も教科書は分厚くなっています。
考えればわかるだろうことも、知識として記しています。
幼少期の経験を幼少期に知識化していれば何ともないことも、こと細かに高校の教科書でも記しています。
この今の状況は、「探究的に学びを深めることではない」とされています。


学校の授業を受けて、初めて聞いた!へぇ〜とりあえずノートとるか
試験前に暗記するか
ではなくて、
これからは、
知識がある上で授業中に知識の使い方を学びます。



そういうふうに考えていくと、
「勉強も何でも学校まかせ」
「幼少期の体験は幼稚園や保育園まかせ」
とはならないと思います。


高校に入ってから、全教科予習して授業に挑むなんて、きっと無理でしょう。

ベースとなる知識はいつ習得するのか?


幼少期の体験、経験になりませんか?


自然科学好きの人達と話していて、
あるお母さんが
「小さいころから外遊びを積極的にしていたのに、子どもがちっとも理科好きにならなくて」
と話していたことが話題になりました。

当たり前ですが、外遊びだけして理科好きに、得意になるわけはないですよね。


外遊びしているその時間に、
どれだけ子どもに気づきのシャワーを浴びさせられたか
がポイントではないでしょうか?


ずらずら長々と書かせていただきましたが、結論は
学校選びが全てではない
家庭を中心とした環境
幼児期の体験が大切
だと思うのです。


今は高校の教科書編集に没頭していますが、
この後は、幼児期の体験や幼児教育について
考えていこうと思っています。


ま、まずは高校の教科書、今まで見たことのないような教科書を作り上げます!


岡田亜紀子

理科教育と幼児教育の編集ライター〜チャイルドマインダー、幼児教育トレーナーの視点から〜

生け花もプリザーブドフラワーも好きだけど、子育ては発見の連続で本当に楽しい&理数教育や幼児教育の経験を活かした仕事について綴ります。

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