知的好奇心が育つ子どもの魔法の言葉

おはようございます!


幼児教育と理科教育の編集ライター
岡田亜紀子です。


都内トップ校の先生方と話していて
なるほど!おもしろいと思った言葉をご紹介します。


子育てのヒントにもなると思いますよ!


(ア)「なんで1番からではないんですか?」

(イ)知的好奇心

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(ア)「なんで1番からではないんですか?」


あるトップ校の先生が、化学の元素の性質や周期性等を教える時に、
残りの授業時数が少なく急ぐ時には、
一番右の18族から教えることがあるそうです。


そうすると、必ず生徒から出てくる言葉が

「なんで1番(一番左の1族)からやらないんですか?」と

質問が出てくるそうです。


小さい頃から、
1番になるために何をどうするか、
何で1番になろうかを考えて育ってきた集団だけあって、
1番からではないことを、そう易々とは受け入れてくれないそうです。


その先生もさすがです。

よくありがちな
「もう3学期も残り少ないから…」
とは絶対に言いません。


無意味には覚えさせない。

すべてには理由、理屈がある。


18族が「重要」「特別」と言われる項目に生徒の視線を誘導して、
なぜ18族を取り上げるのかを
徹底的に説明されています。


ここで、生徒らは、高校の範囲を超えて、大学で学び考える内容にも自然と触れていきます。


息子が通う園でも「1番になること」は重視されています。

1番になるためにどう努力するか

1番になれなかったときはどうするか

何か一つ、1番になれるものを見つける

何でも1番には理由がある

といったように。



(イ)知的好奇心


学ぶ意欲は、「好奇心」というのは、
さまざまな研究から言われていることです。


知的好奇心が最も育つのは、乳幼児期と言われています。


また、知的好奇心は家庭で育つものと言われています。


自分がちょっと気になったことに親が共感してくれて楽しかった。


自分がちょっと知りたいと思ったことを親が後押ししてくれて、おもしろさが倍増してはまった。


実は、これが、後々の

「主体的に勉強する力、対話的に学びを深め合う力」

に繋がります。


まさに2020年度、小学校から施行される新学習指導要領です。


超トップ校(東京御三家、東京新御三家)には、この知的好奇心がとにかく旺盛な生徒が多く、
先生方は、一般的な学校とは異なり

・先生方は、常に、旺盛な知的好奇心を満たすべく、授業で何をするかを考えている

・先生方は、生徒に勉強させようと何か考えることはしない

・そもそも受験のために授業しない


とおっしゃいます。


高校生になって、学校によっては
文系だとか理系だとか、
入試に必要だから勉強するとか、
そういう話が出てきますが、
これらの学校の先生からは、そういった話は聞きません。


世の中に知りたいこと、やりたいことが山ほどある、

だから学ぶ。

仲間と追求しあう。


学ぶ姿勢が、入学時に身についている。


遡れば、乳幼児期から、知りたいと思ったことを
「知りたいけどまぁいいや」
「知りたくてママに聞いたけど、ママが知らないからまぁいいや」
と放置せずに、

家族で
「それは何だろう?これを調べてみよう」

「こっちはどうかな?」

「いいことに気づいたね。これも見てごらん」

と、小さな気づき、小さな知りたいという欲求を大切に、
知識を獲得することに繋げていたかどうか。


乳幼児期から自分でやりたいことを選び、やりたいことをとことんやり、
何かにハマってきた経験が、
後々につながるんですね。


よく、公園なとでも
「関係ないことはやらない!」
「余計なことはいい!」
「そんなの知らないわよ。こっちでいいじゃない」

と親が注意しているのをみますが、

それは誰の視点からみて
関係なく、余計なのか。


親の視点からではないですか?


子供が今、やりたいこと、
追求したいことを
ぜひのびのびとやらせていただき
子供らしく楽しめるようにしていただきたいと思います。



岡田亜紀子

理科教育と幼児教育の編集ライター〜チャイルドマインダー、幼児教育トレーナーの視点から〜

生け花もプリザーブドフラワーも好きだけど、子育ては発見の連続で本当に楽しい&理数教育や幼児教育の経験を活かした仕事について綴ります。

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